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【Art Bus Tour in Tagawa】たがわ炭坑、アートバス。の写真レポート!!

2008年11月8日、福岡県田川市に走ったアートバスの写真レポートです!
お楽しみください!

Please enjoy a photo report from Art Bus Tour in Tagawa!


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2008年11月8日の土曜日、田川へ日帰りのバスツアーです。
天神の日本銀行前に8:50集合。年配のご夫婦や、女性お一人でご参加の方々など、みなさんほぼ遅れることなく、集まりました。
今回はJR九州旅行さんに実施をお願いしています。


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雨の心配も無くなったわけではないですが、まずは時間どおりに出発。福岡都市高速道路を粕屋で降りて、上の写真は八木山バイパス(有料)通過中のところです。
南蔵院の涅槃像も左に見えたりします。


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八木山バイパス有料道路を通過し、そのまままっすぐ飯塚から田川に向かう鶴三緒(つるみお)のあたり。筑豊っぽい風景が広がります。
飯塚から田川に入るときに越えるのは烏尾(からすお)峠。


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田川市美術館に到着し、すぐに「山本作兵衛博士」の学芸員、森本弘行さんにご挨拶し、ギャラリートークが始まります。


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「炭坑の語り部・山本作兵衛の世界〜584の物語」展
「ヤマ」の中が「まっくら」だからこそ、より真実みをおびて迫ってくる墨絵の迫力に圧倒されます。


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なんと田川市が所蔵している作兵衛作品の全貌、584点を展示するのは大変稀であるとのこと。ちょっと怖めの「拷問」の絵など私自身初めて見ることができた貴重な展覧会でした。


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森本さんの解説にお礼を述べ、昼食会場の「あをぎり」へ徒歩で5分ほど。ここからは鉄の彫刻家で「あをぎり」のご主人でもある母里聖徳(ぼりきよのり)さんにご案内役をバトンタッチ。打ち合わせにない方角に進むからどこに行くのかと思いきや……。


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少しだけ左にそれて「炭住(たんじゅう、炭坑住宅の略)」に立寄ったのでした。なんでもつい最近まで「こゆき」さんも出演する映画の撮影があっていたとか。こんな貴重な脇道に入れるのも地元の人の案内ならでは。


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「あをぎり」到着。
初代田川市長の林田春次郎が迎賓館として使っていた建造物です。広い玄関で心地よく迎えてくれます。


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お食事が並ぶ間に、母里さんから今日の特別メニューに登場するくじら料理へのこだわりを、たとえば炭坑時代、坑内でも変質しにくい塩くじらは、労働者の貴重なタンパク源だったことや、神幸祭のお供え物として塩くじらが使われていたことなどについて語られました。


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今日のアートバス特別メニューは、ボタ山チャーハン、クジラのユッケ、サラダ、貝汁、そしてこの写真にはまだ出ていませんが、ラッシー(ヨーグルトジュースのようなもの)と、食後のコーヒーが付いてます。


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ボタ山チャーハンはイカ墨の黒とクジラベーコンの赤が引き立ちます。お客さんのお好みも様々でしょうから反応やいかがなものかと……


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けっこうみなさん、完食。ここでもホッとして次の移動の時間まで2階の広間へご案内します。


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2階からは石灰の採掘で有名な香春岳も望めます。
石炭は黒ダイヤ、石灰岩は白ダイヤの呼称もある田川。昼食のラッシーの白はボタ山の黒に対して、石灰の白をあしらった母里さんの田川への思いの表れでした。


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あをぎりの後、徒歩5分ほどで、アーティストスタジオ「コメグラ」へ到着。


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田川の町のわりと中心に位置していますが、それと知らなくては見過ごしてしまう田川のディープスポットのひとつ。


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ここではアーティストの外矢智之さん、田尻晶子さん、野村万紀さん、原田ごうき・ちゃんさんらが、日々作品制作に励むとともに、いろんな現代美術作家の企画展も開催しています。


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田川の熱い最新の表現はここで要チェックです。


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あをぎりを出てすぐを右に折れ、踏切の手前すぐを左に下りていくとコメグラです。ぜひ一度お立ち寄りください。


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コメグラを出て、いたまち商店街を通ります。
ん〜、かなり手強い商店街ですな。


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私徳永の出身地、飯塚でも似た商店街を見た記憶がありまする。


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赤い車体が素敵なレッドライナー。田川伊田駅舎に栄えますね。乗り心地もかなりよかった。
ここからボタ山登山に向かいます。


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バスで近付けるところまで近付いたあとは、歩いて登り口へ。実はこの道のりですでにボタ山が見えております、ほらあそこに。


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登り口にはお稲荷さんが鎮座しておられました。
今日の登下山の無事を祈って手を合わせます。


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さて、今回のツアーの目玉!ボタ山に本当に登ります!ある男性は、ボタ山に登れるから今回参加した!とおっしゃる。ご年配のご夫婦も、かなりきつい勾配そして雨はまだ降りはじめてないとはいえ少々滑りやすい感のあるこの斜面にも動じず時にはロープにも頼りながら我が身を引っ張りあげていきます。


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実は今回のツアーに先立ち、あまりの傾斜を気にした私はボタの斜面をスコップで掘り起こし、ささやかな階段をこしらえておりました。そしてロープは母里さんと美術館の有志とで設置してもらっておりました。


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「炭坑の町を体験する」ことと、「ボタ山に登る」ことが私のとってほとんど同義の感覚で企画した今回のツアー。お客さんにはできるだけ直に、現実の田川を、ボタ山を味わっていただきたかった。
その思いはお客さんともきっと共有できたと思います。


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頂上は、このツアーの20日前に実施された田川市美術館の親子ワークショップ「ボタ山で見つける木で食す」の時にきれいに刈られていました。


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頂上では、昭和37年と、昭和62年に頂上から撮影された眼下の風景写真と現在の風景を比較して、みんなで炭坑と田川の街の歴史に思いを馳せました。
この記録写真は、先の田川市美術館の学芸員、森本さんが撮影されたもので、田川市石炭・歴史博物館から正式に借用しました。
50年弱の時間でこれだけ風景が変わったのですね。


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ひとしきり頂上からの風景を楽しんだあと、さぁ下山です。登る時に想像してたとおり、かなり気をつけてロープや木の幹やわずかな窪みを頼りに、文字どおり足がかりを確かめながらザザッと下りて行きました。
そしてほら、あの必死の形相!?はたまた苦笑しながら!?がんばって下りてくるのは、「アートでくまもとまちめぐりツアー」でガイドアーティストを勤めてくださった、鈴木淳さんなのです。


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みなさん無事に下山しましたが、杖を使いながら登りおりした男性から、「途中、杖がズボズボと入っていって転びそうだった」とご報告を受けました。幸いにもどなたにも怪我はなかったものの、安全確保には万全を期することはもちろん、注意してしすぎることはないと、あらためて気を引き締めました。


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そしてなんと幸運だったことでしょう!ボタ山の後、石炭・歴史博物館に着いてから雨が降り始めたのです。


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博物館では、屋外に常設されている母里さんの作品や、炭坑節発祥の地記念碑、夫婦坑夫象、そして2本煙突も見て回りました。


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博物館内をさらにゆっくり見学する前に、登山と降雨で疲れたからだを、おしることごまどうふとお好みのソフトドリンクで癒します。参加者同士の会話もはずみました。
ケイタリングは、田川市美術館横のレストラン、TANTO(タント)さんにお願いしました。


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博物館をじっくり鑑賞した後は、最後のアートスポット、「現代美術ギャラリーto.ko.po.la(トコポラ)」へ。


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to.ko.po.laスタッフで、ご自身もアーティスト活動をされているまるやまももこさんにギャラリー紹介をしていただき、多田祐子展を堪能しました。


これで本日のツアー行程は全て終了。
レッドライナーで帰路につきます。田川から飯塚に入るあたりに「筑豊富士」と呼ばれ親しまれてきた忠隈(ただくま)ボタ山もあることを、帰りの車中で伝えてみるも、さすがにお客さんの半分はすでに熟睡。私自身も今日の炭坑の余韻を疲れた体にしみ込ませながら、静かに田川を後にしました。



ボタ山で階段を掘っている時、「これが今回の俺の作品だ!」となかば呪文のように唱えながらスコップで削り進み、作り上げた充実感が忘れられません。それ以上に、ツアー当日のおしるこを食べている時に「あの階段がアートそのものですね」と正面に座った女性から言っていただいたことがものすごく嬉しかった。



今回のツアーはたくさんの方々のご理解とご協力により、実現することができました。そして当日ご搭乗いただいた参加者の皆様にもあらためてお礼を申し上げます。
みなさん、どうもありがとうございました。



「たがわ炭坑、アートバス。」
旅行企画・実施/JR九州旅行 姪浜支店
企画協力/徳永昭夫(アートバス・プロジェクト)
協力/あをぎり、コメグラ、新田川不動産、to.ko.po.ka
後援/田川市

by akio_tokunaga | 2009-01-08 23:28 | Art Bus Project
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