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アートバス・プロジェクト、始めます。 2007年10月28日 徳永昭夫 このプロジェクトは、バスが持っている機能を、 1. 移動の装置であること 2. 内部空間を含み自由な外装壁面を持った箱であること 3. 情報の共有、交換の場であること であるととらえ、これらのバスの機能にアートの力を掛け合わせて、いろんな媒体とも協働しながら、新しい産業を創ることを目標とします。 そして、アートバスを生産する人も、消費する人もより豊かになることを目指します。 僕は少なからずアーティストが作品を生み出す現場に接していますが、その時間の中ではアーティストと共同制作をしていると同時に、その制作途中の作品およびその場に最も近付ける鑑賞者でもあるわけで、そしてそういう仕事に携われることをとても嬉しく思っていす。 一方で僕は個人の楽しみとして、日々の暮らしの中で、どれだけ経済的心理的に余裕がなくても、どこか知らない場所に行きたい欲求だけは抑えられないようで、それはつまり未知の体験を求めているのだと気づきました。未知を既知にしていくその過程が僕の生活を豊かにしていくのだと思うのです。 そこで、なかなか自分自身が主体にはなりにくい芸術現場調整家としての仕事の場と、主体となって旅行する楽しみの場を両立させることはできないかと考えました。そしていくつかの僕なりの哲学(変化を受け入れること、身体的に経験をすることなど)を加味して、出てきた答えが、アートバス・プロジェクトでした。 動機としてはとても個人的なことがらですが、このプロジェクトに取り組めばきっと、僕にとっても、僕の友人知人にとっても、そして福岡の街(の人たち)にももっと楽しめる「コト」が生まれると思っています。 アートバス・プロジェクトに取り組むことで、非日常と思われがちな芸術が生まれる現場を、より日常として提示できるのではないかと思ったわけです。 さて、幸運なことに、僕が今年の5月から勤務をはじめた福岡ビジネス創造センターの自主事業として 「走れ!アートバス!」 というタイトルで、アートを切り口としたバスツアービジネスの可能性をさぐる機会を持つことができました。 バスで「移動」することに、物語性や劇場性を加えたり、参加型のプログラムを加味したりして、「移動」そのものの価値を高められるのではないかと思っています。各地のさまざまなアートスポットをつなぐことで、そのヒントがより多く発見できるはずです。 僕はいろんなアートスポットについてある程度は知っているつもりですが、知らない場所も知らない情報もたくさんあることは明らかです。 僕はまた、人をたくさん乗せて車を走らせることに喜びを感じますが、持っているのは、普通免許のみで、まだバスの運転はできません。 そしてみなさんにもご経験があるでしょう、こんなおもしろいところがあったよとみんなに知らせてまわりたいけど、そうやって知らせることだけで仕事にできるほど専門的な知識や法的資格も持っていません。 つまり、アートバス・プロジェクトは一人ではできないだろうと思っているわけです。このプロジェクトを有効に継続していくためにも、いろんな方々のご意見、お知恵やご協力をいただきながら、少しずつ目標を実現していきたいと思います。どうぞよろしくおつきあいくださいませ。 さて、アートバス・プロジェクトはいま出発しました。うまくハンドルを切りながら、狭い道や険しい道も通って、どんなに遠くても素敵な場所へ到着したいと思います。 *「走れ!アートバス!」の詳細は福岡ビジネス創造センターのホームページからご覧ください。
by akio_tokunaga
| 2007-10-28 10:00
| Art Bus Project
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