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漫画Narutoにはまっている。はまっているといっても小3の長男の友人から37巻まで出ている漫画を借りてきて、次男(年中さん)をのぞく、妻、長男、俺の3人が寝るのも惜しんで読みふけるのだ。登場キャラがおもしろい。熱い、冷たい、エロい、強い、弱い、悲しい表情がいい。術がおもしろい。動きが抜群にトんでて、すがすがしい。俺もチャクラを練ってみたい!サイがつながりに目覚める(若干のネタばれ失礼)ところなどは意外だが、現実の我々の世の中で関係性のことにいつも意識をめぐらしている俺にとっては、琴線に触れるというのはこういうときに使えるのかわからんが、narutoの熱い友達への思いや、独特の関係づくりも心に響いてくる。そして火の意志を持って、任務を遂行する、木の葉の忍者たちがやっぱりかっこいいのだ。このへんの話題まで長男と妻と話せているわけではないが、漫画への興奮が冷めたときにでもゆっくり話すことにしよう。 ところで、先の東京修行の最中に、バー美奈子で飲んでカラオケ歌って盛り上がりながら小沢さんが「俺らは黒子だから」と言われていたのを福岡に戻ってからも反芻している。それはつまり表舞台に立つアーティストではなく、裏方で徹底的にプロとして展示作業さらには制作にまで関与しながらアーティストや主催者の期待に応えるまた期待以上の仕上がりにする、という仕事を謙遜しながら口にされた言葉だととらえている。そしてその捉え方が間違ってないとして、その仕事に対する姿勢には(おこがましいかもしれんが)同業者として尊敬している。 尊敬はしているのだが、僕の考え方はちょっと違うかもしれないと思う。 立場は黒子なのだが、持つべき意識と、最終的な表出(=presentation)の仕方にたいする徹底性はもっとアーティストに近付けたい、近付きたいし、近付けると思っているのだ。これだけ表現が多様化し、発注して出来上がってくるものを自身のアートと呼んで憚らずにいられる現時においては、黒子の立場がアーティストに近付くのはむしろ自然ではないかとも思う。 さてここで、Narutoのキャラに見える、ものっすご特殊な、つまり変な術をつかって(もちろん敵を倒すことも含めて)任務を遂行する黒子ならぬ忍者たちと、小沢チームの面々や僕のイメージする現場調整家がダブるのだ。黒子でありながら、スター性を持たせないとしてもある面はその作品づくり、環境づくりに積極的に参加している。そういった部分を「表現」として抽出、拡大して作品化(=責任を持った表現として公開すること)できないかと思う。 そこで思い付いた。あの伝説の赤影、白影、青影よろしく、カラフルな忍者装束で、映像関係のプロ!カッティングシート貼りのプロ!搬出入のプロ!広報のプロ!が国際美術展の現場において、うろうろしながら「カッティングシートの黄影さん、こっちお願い!」と言われたら、寡黙に音もなくいつのまにか仕事をこなし、痕跡をなにも残さず去っていった、なんていう現場があってもおもしろいかもな〜と妄想している。 今度どっかの国際美術展に提案してみようかな。
by akio_tokunaga
| 2007-05-10 14:06
| diary
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